Japanese
English
特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京
学術展示
三角症候群の11症例
Eleven cases of triangle syndrome
中込 豊
1
,
原 彰
1
,
渡辺 龍雄
1
,
河瀬 美智代
1
,
能美 雅才
1
Yutaka Nakagomi
1
,
Akira Hara
1
,
Tatsuo Watanabe
1
,
Michiyo Kawase
1
,
Masatoshi Nōmi
1
1日本医科大学眼科
pp.816-817
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210797
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
緒言 後毛様動脈の閉塞による脈絡膜循環障害のため生ずる扇形脈絡膜萎縮を,Triangular shaped choroidal alteration (Amalric)1)として報告されて以来,臨床的,実験的知見が加えられてきている。Triangle症候群には,原因疾患が不明な特発性,全身疾患に伴うもの,外傷によるものとがある。今回本疾患と思われる11例13眼について検討を行った。
症例 症例は1984年3月から1988年8月までの間に日本医科大学眼科を受診した患者で,既往歴,検眼鏡的所見,螢光眼底造影所見より本症候群と考えられた11例13眼を対象とした。内訳は,特発性2例3眼,全身疾患によると思われるもの1例2眼,外傷8例8眼である。表に年齢,性別,罹患眼,原因,視力(初診時,最終時),病巣部を示した。
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.