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特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (4)
学術展示
クリスタリン網膜症の視機能について
Visual function in five cases with crystalline retinopathy
矢ヶ﨑 克哉
1
,
三宅 養三
2
Katsuya Yagasaki
1
,
Yozo Miyake
2
1国立名古屋病院眼科
2名古屋大学医学部眼科学教室
pp.504-505
発行日 1986年5月15日
Published Date 1986/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209715
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緒言 クリスタリン網膜症は主に後極部の色素上皮層と脈絡膜毛細管板を病変とする変性疾患であり,変性病巣内に散在する閃輝性の結晶様黄白色の小斑を特徴とする.1937年にBiettiが1家系の報告1)をして以来,角膜所見のない症例も含めると世界中で10数例の報告がなされている2,3).しかし,その視機能および電気生理学的機能については十分には研究されていないのが現状である.今回,我々はクリスタリン網膜症を5例経験し,その視機能および電気生理学的機能について検討し,若干の知見を得たので報告する.
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