特集 遺伝子・タンパク質のファミリー・スーパーファミリー
14.組織特異タンパク
レンズタンパクスーパーファミリー
δ―クリスタリンファミリー
近藤 寿人
1
1大阪大学細胞生体工学センター多細胞生体系研究部門
pp.653-654
発行日 1995年10月15日
Published Date 1995/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425901031
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[構成員]δ-クリスタリン(δ-crystallin),アルギニノコハク酸リアーゼ(Argininosuccinatelyase,ASL)
概説
水晶体で大量に合成されるがクリスタリンと尿素サイクルの酵素 argininosuccinate lyase(ASL)は,高い類似性をもった蛋白質である。ASL遺伝子が遺伝子重複を起こした後にコードされる蛋白質が酵素活性を失って,δ-クリスタリンが生まれたと考えられている。
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