手術ノート
超音波白内障手術(K.P.E.)
宮田 典男
pp.328-329
発行日 1981年2月15日
Published Date 1981/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208282
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筆者は白内障手術の約80%をK.P.E.あるいは計画的嚢外法で行っているが,K.P.E.手術の問題点はいかに角膜内皮をいためずに,また後嚢を破らないように手術するかということにつきると思っている。角膜内皮をいためると修復不能のE.C.D.(Endothelial corneal dystro—phy)の原因ともなり,また後嚢をいためると硝子体脱出のみならず,水晶体核の硝子体内脱臼を生じ重篤な合併症となるからである。
筆者が現在最も安全と思って行っている方法を以下述べることにする。
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