他科のトピックス
超音波白内障手術
馬嶋 慶直
1
Yoshinao MAJIMA
1
1藤田学園名古屋保健衛生大学医学部・眼科
pp.726-727
発行日 1981年4月10日
Published Date 1981/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217143
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超音波エネルギー利用による白内障乳化吸引手術は,1967年1)にKelman CDにより報告されたのにはじまり,その後装置の開発と,臨床例の追加によりこの手技をKelman phacoemulsification and Aspiration(KPE)と呼び,1974年にはKelman techniqueと称することになった.米国においても未だ賛否両論はあるが,次第に定着しつつあるのが現状である.本術式は先天白内障,外傷性白内障,併発白内障などの軟性白内障はもちろん手術適応となるが,今回は誌面の都合上老人性白内障を中心とした有核白内障に対する本術式について述べたい.
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