Japanese
English
臨床実験
所謂星型白内障について
So-Called Cataracta Stellata
宮田 典男
1
1熊大眼科
pp.1161-1164
発行日 1954年12月15日
Published Date 1954/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202043
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星形或は星芒状白内障(Cataracta stellata)については古くより記載があり,Ammon,Hessなどは漠然と先天性の前極又は後極の星芒状の溷濁に対して用いて居る様であり,Vogtは細隙燈による研究などより先天縫合白内障の別名の如くその名称を使用しているのである。この様に古くは先天性のものに対してのみその名称を使用してい等る様であるが,本邦における小川,小口,桑名氏の報告は何れも後天性のものと考えられ近来星芒状溷濁のある白内障はすべて先天性,後天性,或はその部位の如何を問わずすべて星形白内障と呼ばれる様になり,その定義は非常に漠然としているのである。私は最近臨床的に所謂星形白内障と考えられる3例を経験し組織的に検索する機会を得たのでこれについて多少の考察を加えたいと思う。
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