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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(3)
学術展示
新しい超音波白内障手術装置
A new modified phaco machine
高橋 春男
1
,
森脇 康栄
1
,
稲富 誠
1
,
小出 良平
1
Haruo Takahashi
1
,
Yasuhide Moriwaki
1
,
Makoto Inatomi
1
,
Ryohei Koide
1
1昭和大学医学部眼科学教室
pp.972
発行日 1994年5月15日
Published Date 1994/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903840
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- Abstract 文献概要
緒言 最近効率が良い超音波水晶体乳化吸引法としてmultiple modulation phace (MMP)が注目されている1)。今回筆者らは,白内障手術装置CV 12000(ニデック社)のフットスイッチおよび灌流吸引系に改良を加え,術者が超音波時の超音波のパターン,吸引圧,液量,ボトルの高さ,灌流吸引時の吸引圧,液量,ボトルの高さをあらかじめ2通り設定し,素早く切り替えをできるようにした。
このシステムは,ペリスタポンプを用い吸引圧と液量をリニアコントロールすることで急激な吸引圧の上昇による前房虚脱を防ぎ,また吸引圧は5〜650mmHgまで可変で,超音波発振はピエゾエレクトリック方式,自然空冷,発振周波数は60kHz,ベンチュリーチップを使用することにより気泡の発生が著しく押さえられている。
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