座談会
全身疾患と眼—その全体像把握のためにその10遺伝と眼
中島 章
1
,
大倉 興司
2
,
小林 守
3
,
桐沢 長徳
1順大眼科
2東医歯大
3帝京大眼科
pp.740-751
発行日 1974年6月15日
Published Date 1974/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205144
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桐沢(司会)座談会を始めさせていただきます。最初にお断りしたいのは,大倉先生のような基礎的な,りつぱな学者をお迎えし,また眼科の側の遺伝の大家であられる中島教授,小林博士のようなそうそうたるメンバーをそろえて座談会をしていただくにもかかわらず,私自身,遺伝のことを何も知らないで司会をするということはたいへん不適当ではあると思いますけれども,編集の役目がら,司会の順番に回り合わせたものですから,やむを得ず司会をすることになつたわけです。ご諒恕をお願いいたします。従つて,わかりきつた,初歩的なことをうかがうかもしれませんが,その点はどうぞあしからず。しかし,その方が却つて読者にわかつていただける面もありますので,あまり深く知らないものが司会するということもいいのかもしれません。したがつて,愚問はどうぞお許し願いたいと思います。
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