座談会
全身疾患と眼—その全体像把握のために その7膠原病と眼
本間 光夫
1
,
大高 裕一
2
,
宇山 昌延
3
,
鹿野 信一
1慶大内科
2東医大
3京大眼科
pp.312-324
発行日 1974年3月15日
Published Date 1974/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205087
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鹿野(司会)今日はえらい先生お2人にわざわざきていただきまして,ありがとうございました。お二人ともおそらくきていただけないのではないかと思つて,山かけておいでをお願いしたら,快くきていただいて,ほんとうにありがたいと思います。
本間先生は,慶大の内科の方でございまして,「膠原病」という本をごく最近医学書院から出された方でございますし,東京医大病理の大高先生は古くからこの方面のベテランで,ずいぶん先生にいろいろと教わつているかたでございます。さてそれで,眼科のほうからも誰かを選ばなきやならないということになつたのですけれども,膠原病ということですと,どなたにご指名申し上げていいか,たいへん人選に困りました。というのは,大阪市立医大の池田先生がこの方面の大家であつたんですが,もうお亡くなりになつていますし,そこで,そこにおいでになつていただいた宇山先生に対してたいへん申しわけないのでございますけれども,いろいろ最近の先生のお仕事を拝見しておりますと,血管の変化について,ことに血管炎については,かなり独自の見解を持つておられ,詳しいところがあられるので膠原病についても大いに発言していただけると思つてお願い申し上げました。
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