座談会
全身疾患と眼—その全体像把握のためにその2脳・神経疾患と眼(2)
豊倉 康夫
1
,
井街 譲
2
,
石川 哲
3
,
中村 紀夫
4
,
三島 済一
5
1東大神経内科
2兵庫医大眼科
3北里大眼科
4慈恵医大脳外科
5東大眼科
pp.1080-1091
発行日 1973年9月15日
Published Date 1973/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205011
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はじめに
前半では特に眼疾患が神経疾患の局在を診断する上にいかに重要であるかという点にポイントを置いてお話をして頂きました。今回はその続きとして「瞳孔運動と神経疾患の診断」から始まり,ついで眼疾患が神経疾患の病理を把握する上でどのような役割を果しているかという点にポイントをしぼつてお話をして頂きました。この問題は非常に多方面に渡つておりますので,時間の制約の関係ですべての点を網羅してお話願うことができなかつたことは残念でありますが,血管系疾患や髄膜炎,中毒などの重要な問題をお話いただけましたし,また最近の酵素学的な知見を含めて,将来の神経疾患の理解に対する展望も伺うことができました。遠路わざわざこの座談会においで頂きました4人の先生に厚く感謝する次第です。(三島)
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