談話室
国際トラコーマ対策会議及びW.H.O.トラコーマ委員会に関する報告
筒井 純
pp.935-936
発行日 1955年6月15日
Published Date 1955/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202266
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今回の国際眼科学会開催に伴つて国際トラコーマ対策会議(Scientific Session of the International Orga-nization against Trachoma)とW.H.O.トラコーマ委員会が開かれました。前者はMontreolのUniversityof Montreolに於て9月10日午後2時より約3時間,一般公開で行われ,後者はNew YorkのWaldorf-Asto-riaのDuke-Elder教授の室で招かれた10人ばかりの人人で,9月18日夕方行われました。此の二つの会議に出席致しましたので以下大略会議の模様をお伝えしたいと思います。
国際トラコーマ対策会議:本会はInternational Or-ganization against Trachoma (I.O.A.T.)が主催で行われたもので,此のトラコーマ対策機構はLondonにOfficeを置きSarsby教授が会長をして居るもので,之とは別にフランスではLigne cautre le Trachomaなる国際的機構を持ちSedan博士が主催しRevue Inter-national du Trachomeなる機関紙を発行して居ります。結局今回の会議は英国のI.O.A.T.ですが内容的には上記2者とW.H.O.Tr委員会が加わつた性質のものでありました。
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