臨床実験
Acetazoleamide (Diamox)内服の眼圧に及ぼす影響—特に眼圧負荷試験への影響
桐沢 長徳
1
,
徳田 久彌
1
,
岡田 茂
1
,
小池 和夫
1
,
関口 邦夫
1
,
多田 桂一
1
1東京大学医学部分院眼科
pp.457-464
発行日 1955年3月15日
Published Date 1955/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202165
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
米国レダリー会社の新利尿剤Acetazoleamide(Diamox)に著明なる眼圧降下作用のある事を知らされたのは今年(昭和29年)4月23日,同社研究部長Otatti氏の来京の際であるが,氏はその節,未発表の二三の文献を示され,Diamoxを緑内障症例に試用する事を我々に依頼された。Diamoxは炭酸脱水素酵素阻害剤として前房水生成に作用するといわれているが,その後同社より直送された製品を,健常眼及び緑内障眼に応用し更にその作用機序解明の一助として,眼圧負荷試験に対する影響も検討したのでその成績を以下に略記する。
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.