Japanese
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臨床実験
眼瞼癌腫2例に就いて
Tow Cases of Caneer of Eyelid
酒井 利彦
1
1慶大眼科教室
pp.1033-1035
発行日 1954年10月15日
Published Date 1954/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202008
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眼瞼癌腫は我が国に於ては大正4年,河本氏の報告以来,昭和24年迄に121例の報告をみている。眼瞼癌腫は,他の部位に発生する悪性腫瘍に比し,予後は良好なものが多い。併しマイボーム氏腺(以下「M氏腺」と記す)から発生する場合は屡々霰粒腫,麦粒腫或はゴム腫と誤られ手術を繰り返している間に増悪する事が稀でない。昭和21年慶大眼科外来に於て眼瞼癌腫2例を観察する事が出来たので,茲に報告する。
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