特集 第7回臨床眼科学會
普通講演
(24)多發小結節性上鞏膜炎とロイマチス性結節性上鞏膜炎との關係について
靑木 平八
1
,
郭 漢謀
1
,
八木橋 彰
2
1群馬醫大
2日大眼科
pp.214
発行日 1954年2月15日
Published Date 1954/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201760
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追加討論
私共も菅沼氏多發小結節性眼球結膜炎の數例を主として細隙燈的並に組織學的に檢討しているが,その1例に就て述べると患者は49歳♀兩眼結核性虹彩炎で治療中兩眼の上方の球結膜の角膜に接した部に充血を伴う類圓形の小結節が多數見られた。かかる部の組織像は上鞏膜の比較的深層の極小血管よりの著明な圓形細胞浸潤と線維母細胞と膠原線維の増殖が認められ之等が病變の主病単と見做されるが之に加えて上皮下層に散在的に炎性浮腫と比較的多數の好酸球と中等度の好中球並にリンパ球樣細胞の浸潤が見られる。その意味づけに就ては追つて發表の豫定である。
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