特集 第7回臨床眼科学會
普通講演
(23)角膜病變に對するイオントフオレーゼの應用(予報)
高安 晃
1
,
榊 眞彌
1
,
井後 吉久
1
,
川野 博隆
1
1鹿兒島醫大眼科
pp.210-214
発行日 1954年2月15日
Published Date 1954/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201759
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Herpes zosterの發病機序が三叉神經の第1枝及第2枝の障害に依るものであるので著者の1人高安はHerpes zosterの患者に試驗的に第2枝が通過する下眼窩孔を中心にこの部分に向つてブローム加里のイオントフオレーゼを試みた處,皮膚及角膜のヘルペスが極めて短時日に治癒した事實を認め得たので吾々は種々なる角膜病變にこの方法を應用し興味ある所見を觀察して居る。茲に最近までの經過の一部を報告し臨床的並に實驗的研究を行つて更らに検討を重ねたいと考えて居る次第である。
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