臨床實驗
Mikulicz症候群の1例
池田 正敏
1
,
今井 一雄
1
1新潟大眼科
pp.754-756
発行日 1951年11月15日
Published Date 1951/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200995
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Mikulicz (1892)が涙腺及び唾液腺の相對性慢性無痛性腫脹を呈する疾患を1獨立疾患として記載して以來内外共多數の報告があり,今日では單に局所の變化に止まる所謂狭義のMikulicz病と全身の變化を合併するMikulicz症候群に分けられている。本症候群を呈する疾患としては結核,Sarcoid,梅毒,淋毒,痛風,ロイマチスムス,中毒,淋巴肉腫,Uveoparotid Fever,白血病,Hodgkih氏病,内分泌障碍等種々のものが擧げられているが,余等は最近Hebra氏紅色粃糠疹を伴う症例に遭遇したのでここに簡單に記載する。
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