特集 サルコイドーシス-2013
臨床例
サルコイドーシスを基礎疾患としたMikulicz症候群
坪田 真紀
1
,
常深 祐一郎
1東京女子医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
Mikulicz病
,
Prednisolone
,
Sjoegren症候群
,
鑑別診断
,
生検
,
経口投与
,
サルコイドーシス
Keyword:
Administration, Oral
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Mikulicz' Disease
,
Prednisolone
,
Sjogren's Syndrome
,
Sarcoidosis
pp.43-46
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013118068
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<症例のポイント>サルコイドーシスは原因不明の肉芽腫性疾患で、全身のどの臓器にも病変を形成する可能性がある。基礎疾患を伴わず、両側の耳下腺、顎下腺、涙腺が持続性に腫脹するMikulicz病と、白血病やリンパ腫、サルコイドーシスなどの基礎疾患を伴い両側の耳下腺、顎下腺、涙腺が持続性に腫脹し、腫脹した腺内に原疾患の病変を認めるMikulicz症候群に分類される。サルコイドーシスを基礎疾患としたMikulicz症候群の1例を報告する。皮膚、眼、肺、心臓にサルコイドーシスの症状があり、両側の耳下腺、顎下腺、涙腺が持続的に腫脹し、耳下腺に肉芽腫がみられた。
Copyright© 2013 KYOWA KIKAKU Ltd. all rights reserved.