臨床講義
鐵片外傷
加藤 靜一
1
1信州大學松本醫大
pp.757-760
発行日 1951年11月15日
Published Date 1951/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200996
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緒言
私の臨床講義は殆んど患者を講堂へつれて行くことはありません。眼科の微細な所見を講堂で大勢の學生に供覽することは不可能ですし,田舎の患者は特に學生に見られることを極度に嫌うからです。眼科學の講義を一通り濟した最上級の學生に對して私は毎週のテーマを選んで,それに關連した患者の病歴や材料を揃え,5名位のプラクチカントを相手に討論しながら今迄に習つた所を復習總括させる一方に多少新しい研究面も加味すると言つた方式を取つています。
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