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あとがき
天野 史郎
pp.114
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104583
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『臨床眼科』2013年1月号をお送りします。今月の特集は鈴木康之先生に企画いただいた「新しい緑内障手術」です。この数年間にバルベルトインプラント,Ex-PRESSTM,Trabectome®,カナロプラスティ,iStent®など新しい緑内障手術が登場しています。それぞれの有用性,適応の違いなど頭に入れておきたい最新情報満載です。今月号から新しい連載が2つ始まります。1つは寺崎浩子先生責任編集による「何が見える?何がわかる?OCT」です。眼科診断を大きく様変わりさせたOCTは今や必須の診断機器であり,各種疾患での所見の見かたは是非とも身につけておく必要があります。今月号では大谷倫裕先生がOCTの基本所見として黄斑構造と中心性奬液性脈絡網膜症での所見を詳細に記述されています。2つめの新しい連載は柿崎裕彦先生が編集される「基礎からわかる甲状腺眼症の臨床」です。今月号では甲状腺視神経症の2症例を取り上げ,甲状腺視神経症の丁寧な解説が展開されています。柿崎先生が「はじめに」で書かれているように,甲状腺眼症と聞くとなんとなく苦手意識をもつ眼科医が私を含めて多いのではないかと思います。柿崎先生の連載を読んで苦手意識を払拭したいものです。連載が続いている「つけよう!神経眼科力」も読みごたえのある内容です。連載を継続して読むことでそれぞれの領域の知識がぐんとアップすること間違いありません。
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