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連載 眼科図譜・359
神経線維腫症1型に発症した著明なうっ血乳頭を初発とする神経膠芽腫の1例
Severe papilledema as the initial manifestation in a case of glioblastoma with neurofibromatosis type 1
西野 和明
1
,
新田 朱里
1
,
内野 晴登
2
,
山口 秀
2
,
小林 浩之
2
,
吉田 富士子
1
,
齋藤 三恵子
1
,
齋藤 一宇
1
Kazuaki Nishino
1
,
Akari Nitta
1
,
Haruto Uchino
2
,
Shigeru Yamaguchi
2
,
Hiroyuki Kobayashi
2
,
Fujiko Yoshida
1
,
Mieko Saito
1
,
Kazuuchi Saito
1
1回明堂眼科・歯科
2北海道大学大学院医学研究科脳神経外科
pp.1870-1872
発行日 2011年12月15日
Published Date 2011/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104021
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緒 言
神経線維腫症1型(von Recklinghausen病)は,皮膚をはじめ各臓器に多彩な病変を生ずる常染色体優性の遺伝性疾患である1)。そのなかで頻度は低いものの脳腫瘍として神経膠腫,星細胞腫などを合併することがある2)。今回筆者らは,神経線維腫症1型の患者で,視力低下や視野欠損を主訴とし著明なうっ血乳頭を初発症状とした神経膠芽腫の1例を経験したので報告する。
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