特集 網膜硝子体診療update
Ⅰ.検査法update
MP-1の有用性
菅原 岳史
1
,
中村 洋介
1
1千葉大学大学院医学研究院視覚病態学
pp.69-73
発行日 2008年10月30日
Published Date 2008/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102458
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どんな検査か
MP-1(ニデック社)は眼底直視下の微小視野計(microperimetry)である。網膜感度の検査法の1つであり,黄斑機能を捉える一種の中心視野の感度検査である。加齢黄斑変性に対する光線力学療法(PDT)や薬物療法の飛躍,各種の黄斑疾患への網膜硝子体手術件数の増加,さらには進化し続ける光干渉断層計(optical coherence tomograph:OCT)との併用で,経過観察や治療効果判定にMP-1が使用される場面が急増している。本項では,従来の解説書と趣向を変え,視野としての位置づけを示す。
図1にMP-1の検査風景を,図2にMP-1の検査結果の部分拡大例を示した。
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