Japanese
English
臨床経験
手MP関節周辺骨折に対するナックルスプリントの有用性
Efficacy of "Knuckle splint" for Fractures around the Metacarpophalangeal Joint
山本 大樹
1
,
多田 薫
1
,
中嶋 宰大
1
,
中田 美香
1
,
松田 匡司
1
,
土屋 弘行
1
Daiki YAMAMOTO
1
,
Kaoru TADA
1
,
Tadahiro NAKAJIMA
1
,
Mika NAKADA
1
,
Masashi MATSUTA
1
,
Hiroyuki TSUCHIYA
1
1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科医薬保健学域医学類機能再建学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Graduate School of Medical Science, Kanazawa University
キーワード:
MP関節
,
metacarpophalangeal joint
,
キャスト
,
cast
,
装具
,
splint
,
ナックルキャスト
,
knuckle cast
,
ナックルスプリント
,
knuckle splint
,
MP関節周辺骨折
,
fractures around the metacarpophalangeal joint
Keyword:
MP関節
,
metacarpophalangeal joint
,
キャスト
,
cast
,
装具
,
splint
,
ナックルキャスト
,
knuckle cast
,
ナックルスプリント
,
knuckle splint
,
MP関節周辺骨折
,
fractures around the metacarpophalangeal joint
pp.347-353
発行日 2018年4月25日
Published Date 2018/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201066
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背景:ナックルキャスト法はMP関節周辺骨折に対する有用な外固定方法である.その固定肢位をより容易に実現するために装具(ナックルスプリント)を作成した.
対象と方法:ナックルスプリントを用いて治療した23例に対し,後向きに調査を行った.
結果:装具装着期間は平均4.3週間で,全例で骨癒合が得られた.1例のみ伸展拘縮を認め,3例で装具による皮膚障害がみられた.
まとめ:ナックルスプリントは理想的なMP関節固定肢位を容易に実現することが可能であり,MP関節周辺骨折の治療において有用な外固定装具であると考えられた.
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