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連載 私のロービジョンケア・8
就学における眼科医療の役割
Low vision care(8)
高橋 広
1
Hiroshi Takahashi
1
1柳川リハビリテーション病院眼科
pp.1778-1785
発行日 2003年12月15日
Published Date 2003/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101509
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文部科学省は,視機能の障害(visual impairment)の程度によって就学を決めるように指導してきたが1),「21世紀の特殊教育の在り方について」2)や「今後の特別支援教育の在り方について」を公表し,1人1人の教育的ニーズに応じた特別な支援のあり方の指針を示した(図1)。これに伴い,学校教育法施行令の一部改正が2002年4月になされた(14文科初第148号)。その結果,一貫した相談支援体制の整備,就学基準の見直し(表1),就学手続きの見直し(図2)と就学指導委員会の役割の充実が図られるようになってきた。教育委員会も専門家の意見を聴くものとなり,就学に際し眼科医からの助言の重要性が増した。そこで,今回は,眼科医療が就学問題にどのように寄与していくべきかを考えてみよう。
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