今月の臨床 頸管無力症と頸管縫縮術
胎胞突出例での頸管縫縮術—私の工夫
2.特に胎胞還納方法としての膀胱充満法について—新潟市民病院
花岡 仁一
1
,
徳永 昭輝
2
,
竹内 裕
1
,
柳瀬 徹
1
1新潟市民病院産婦人科
2とくなが女性クリニック
pp.877-879
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904682
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はじめに
胎胞突出例での頸管縫縮術における手術手技上の要点は,どのように子宮腟部を把持し,破水させることなく胎胞を還納し,有効な縫縮を行うかという点にある.
この点に関して,われわれが行っている方法やその治療成績については既に述べてきたが1〜3),本稿では,あらためて手術手技上の要点,特に胎胞還納方法としての膀胱充満法4)について具体的に述べる.
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