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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021
小腸
診断
小腸造影(充満法)
Small Bowel Follow-through Study
江﨑 幹宏
1
1佐賀大学医学部内科学講座消化器内科
pp.684-685
発行日 2021年5月24日
Published Date 2021/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202406
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小腸X線造影検査は,X線被曝や手技上の問題から実施される機会は減少しているが,X線検査による小腸病変の性状評価が病態把握や治療法の選択に有用と考えられるすべての疾患において適応となる.小腸X線造影検査は,撮影法の違いにより小腸自体あるいは隣接臓器に由来する小腸索の変形や病変分布の把握に主眼を置いた充満法と,送気により粘膜の微細模様を広範に描出し小病変の性状評価も可能にする二重造影法に分類される.本稿では,簡便な検査法である充満法について解説する.
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