今月の臨床 婦人科外来
内分泌疾患・不妊症患者の診療
8.hMGからhCGへの切り替えのタイミング
竹下 直樹
1
,
久保 春海
1
1東邦大学医学部第一産科婦人科
pp.532-536
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903619
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●はじめに
hMG(human menopausal gonadotropin)—hCG(human chorionic gonadotropin)療法は,超音波断層法による正確な卵胞発育の計測.尿中LHサージの簡易測定法の改善に伴って,外来において比較的その使用は容易となってきている.とくに生殖補助技術における排卵誘発では,確実かつ良好な卵胞発育のための治療法である.しかし,多胎妊娠,卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などのiatrogenicともいえる問題点を考慮する必要がある.ここでは,上記問題点の予防も考慮しhMGからhCGへの切り替えのタイミングについて解説する.
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