今月の臨床 婦人科における検査法—有用性と再評価
腫瘍
4.MRIで子宮体癌の進展度はどこまで判定できるか
蔵本 博行
1
,
佐藤 倫也
1
,
田口 雅之
1
1北里大学医学部産婦人科
pp.950-952
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903028
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婦人科領域疾患の診断に磁気共鳴診断装置(magnetic resonance imaging:MRI)が導入されて以来,子宮体癌の筋層内浸潤や頸管浸潤の判定にはCTに比べてより有用な画像診断が可能になってきている.とくに子宮体癌の予後を規定する因子のなかで,体部筋層浸潤の深さは最も重要なものの一つであるところから1),術前にMRIでどこまで進展度が評価され得るか議論がなされている.
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