今月の臨床 ここまでわかる産婦人科のMRI
MRI診断の実際
3.子宮体癌のMRI診断
髙橋 哲
1
1大阪中央病院放射線科
pp.638-642
発行日 2002年5月10日
Published Date 2002/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904635
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はじめに
MRIは放射線被曝がなく,軟部組織のコントラストが高い.また任意の断面が撮像でき,病変の広がりの評価に有用であるため,今日では子宮体癌の術前診断にもはや必須とも言える検査となってきた.予宮体癌の深達度診断の要素として頸部,筋層浸潤,卵巣・リンパ節転移,遠隔転移があるが,本稿では局所評価,すなわち頸部,筋層浸潤について概説する.
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