今月の臨床 増えてきた子宮体癌
検査・診断
3.画像による子宮体癌の進展度
黒田 健治
1
,
菊池 昭彦
1
,
武谷 雄二
1
1東京大学医学部産婦人科
pp.1156-1159
発行日 1999年9月10日
Published Date 1999/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903763
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子宮体癌の画像診断の目的は,治療方針の選択と予後を予測するために,腫瘍の進展度を正確に把握することにある.
子宮体癌は局所では内膜から筋層に浸潤し,漿膜面に達した後,隣接臓器へと浸潤する.また,付属器を介し腹腔内に播種する経路もある.下方では内子宮口をこえて頸管へと浸潤する.リンパ節転移は骨盤内リンパ節,大動脈周囲リンパ節に認められる.
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