カラーグラフ 摘出標本の見方・1【新連載】
卵巣漿液性腺癌
薬師 寺道明
1
,
大蔵 尚文
1
,
田中 博志
1
,
杉山 徹
1
,
西田 敬
1
1久留米大学医学部産婦人科
pp.799-801
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901354
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表層上皮性・間質性悪性腫瘍は悪性卵巣腫瘍の80〜90%を占め,このうち漿液性腺癌は,40〜50%と最も頻度の高い腫瘍である.他の表層上皮性・間質性腺癌に比べ,Ⅲ,Ⅳ期の進行症例の占める割合が多い傾向にあり,このためか腹水や癒着を認める症例が多い.
今回,当院において経験した漿液性腺癌の1例を中心にして,その摘出標本の特徴等について解説する.
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