今月の臨床 漢方薬—西洋医薬との使い分け
婦人科疾患
18.子宮筋腫
山本 宝
1
Takara Yamamoto
1
1京都府立医科大学産婦人科
pp.1457-1459
発行日 1992年12月10日
Published Date 1992/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901115
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臨床上子宮筋腫は30代後半から40代前半の女性に最もよくみられる子宮の良性腫瘍であるが,子宮さえ摘出すれば随伴症状(主に頻発過多月経と月経困難症)も消失することより,従来よりその治療法は手術療法のみに限られてきたといっても過言ではない。
しかし筋腫をもつすべての女性が手術適応ということではなく,一般に大きさが手拳大以上(とくに超手拳大以上)の筋腫に限られてはいるが,それ以下であっても随伴症状が強ければ多くの場合手術を行ってきたのが現状である。
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