増刊号 妊婦健診のすべて─週数別・大事なことを見逃さないためのチェックポイント
I 妊娠週数ごとの健診の実際
妊娠12から21週まで
診断と外来対応
子宮筋腫
尾本 暁子
1
,
生水 真紀夫
1
1千葉大学医学部附属病院周産期母性科
pp.134-137
発行日 2015年4月20日
Published Date 2015/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208358
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POINT
◇妊娠初期に,筋腫の発生部位(位置)と大きさを把握しておく.妊娠中の管理や,合併症発症の予測に役立つ.
◇流早産や胎児位置異常,常位胎盤早期剝離の発生率が高まる.特に,胎盤が筋腫核上にあるときは注意が必要である.
◇しばしば筋腫核に一致した疼痛が発生し,1〜2週で軽快する.稀に,外科的介入を要する症例がある.
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