今月の臨床 ―外来担当医として知っておきたい―婦人科腫瘍の卵巣機能・妊孕性温存療法
子宮体がん編
高用量MPA療法以外の妊孕性温存療法の選択肢
西尾 真
1
,
鈴木 幸雄
2,3
1久留米大学医学部産婦人科学講座
2横浜市立大学医学部産婦人科学講座
3神奈川県立がんセンター婦人科
キーワード:
子宮体がん
,
妊孕性温存療法
,
レボノルゲストレル含有IUD
Keyword:
子宮体がん
,
妊孕性温存療法
,
レボノルゲストレル含有IUD
pp.798-802
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211329
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●高用量MPA療法以外の妊孕性温存療法として,レボノルゲストレル含有IUDとそれにGnRHアゴニストやメトホルミンを併用する方法がある.
●しかし,レボノルゲストレル含有IUDの治療成績は以前から報告されているが,いずれも少数例での検討であり,実地臨床への情報の外挿が困難であった.
●今年(2024年)に入って,厳密なシステマティックレビューとメタアナリシスによるレボノルゲストレル含有IUDの妊孕性温存療法の報告があった.
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