今月の臨床 —これ一冊でわかる—婦人科がん術後補助療法
子宮体がん
再発中・高リスク群に対する放射線治療
西尾 真
1
,
土田 圭祐
2
1久留米大学医学部産婦人科学講座
2神奈川県立がんセンター放射線治療科
キーワード:
子宮体がん
,
放射線治療
,
分子遺伝学的分類
Keyword:
子宮体がん
,
放射線治療
,
分子遺伝学的分類
pp.710-717
発行日 2025年8月10日
Published Date 2025/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790080710
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●子宮体がん中・高リスクに対しては,術式の違いなどから,本邦では術後化学療法が,欧米では術後放射線治療を中心とした治療戦略がとられる.
●術後放射線治療としては腟腔内照射・全骨盤照射があり,近年は高精度放射線治療技術の普及による治療成績の向上が認められる.
●分子遺伝学的分類に基づいた治療選択の取り組みが行われてきており,今後のエビデンスの蓄積が期待される.

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