今月の臨床 エキスパートに聞く 耐性菌と院内感染―産婦人科医に必要な基礎知識
院内感染抑制対策
環境消毒の考え方と実際
浅井 さとみ
1,2
,
梅澤 和夫
2,3
,
橋本 昌宜
2,4
,
宮地 勇人
1,2
1東海大学医学部基盤診療学系臨床検査学
2東海大学医学部付属病院医療監査部院内感染対策室
3東海大学医学部総合診療学系救命救急医学
4東海大学医学部付属病院薬剤部
pp.792-796
発行日 2021年8月10日
Published Date 2021/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210469
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
●環境消毒薬にはアルコール系・次亜塩素酸系・第四級アンモニウム塩系・過酢酸・過酸化水素などがあり,室内環境消毒法として紫外線(UV)照射法や過酸化水素噴霧法がある.それぞれの特徴を理解して,用途に合わせて複数組み合わせて使用する.
●血液・体液などによる目に見える汚染がある場合は,消毒薬効果減弱をきたすことから,消毒効果を最大限に引き出すために消毒前に汚染を取り除く必要がある.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.