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【疾患編3】周産期
《周産期疾患》
絨毛膜羊膜炎
佐藤 昌司
1
1大分県立病院総合周産期母子医療センター
pp.208-211
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209338
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外来管理のポイント
❖前期破水,切迫早産,頸管無力症と判断される症例では,背景に絨毛膜羊膜炎が存在する可能性を常に念頭に置き,臨床的絨毛膜羊膜炎の診断基準を念頭に置いた現症観察と血液生化学的検査を行う.
❖絨毛膜羊膜炎を疑う症例は基本的に入院管理とし,母体炎症の増悪の有無,胎児健常性のチェックを行うとともに,妊娠週数を考慮しながら早産予防あるいは娩出のいずれかを判断する.
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