今月の臨床 専攻医必読─基礎から学ぶ周産期超音波診断のポイント
妊娠中後期
2.胎児計測の基本
谷垣 伸治
1
,
須山 文緒
1
,
芝田 恵
1
,
木野本 智子
1
,
松島 幸生
1
,
鈴木 朋
1
,
菊地 範彦
1
,
左合 治彦
1
1国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター産科
pp.640-647
発行日 2015年7月10日
Published Date 2015/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208472
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●胎児計測は胎児評価の基本である.計測を始める前に分娩予定日を確認し,正確な妊娠週数を把握する.
●妊娠週数が早い例では,計測値のわずかな差が,標準偏差上は大きな差になる.おざなりにならないようにしたい.
●胎児計測に用いる断面も立派なスクリーニング断面である.きれいな画像を描出する意識をもつ.
●胎児発育は,経過で評価する.FGRは,周産期予後が不良なだけでなく,将来のメタボリックシンドロームの発症や,形態異常を伴うことにも留意する.
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