増刊号 産婦人科画像診断トレーニング─この所見をどう読むか?
周産期
症例:胎児血流計測➏
三好 剛一
1
1国立循環器病研究センター周産期・婦人科
pp.151-154
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209025
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この画像をどう読むか?
症例
患者 32歳,初産婦.
既往歴 特記すべきことなし.
家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 自然妊娠を確認後,近隣のクリニックで妊婦健診を受けていた.妊娠30週までは特に異常を指摘されず,その後も胎動はよく感じられていた.妊娠32週の妊婦健診時にドプラで胎児心拍数を聴取したところ胎児頻脈が指摘されたため,高次医療施設へ紹介となった.胎児超音波検査では,心形態異常はなかったが,胸水が少量貯留しており,255bpmの頻拍が持続していた(図1).
Q1 この超音波所見から推定される胎児不整脈の分類は何か?
Q2 この胎児不整脈がみられたとき,どのように対応すべきか?
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