今月の臨床 ゲノム時代の婦人科がん診療を展望する─がんの個性に応じたpersonalizationへの道
【各論2】子宮体がん
4.子宮体がんIV期の治療個別化を模索する
衞藤 貴子
1
,
齋藤 俊章
2
1福岡赤十字病院産婦人科
2九州がんセンター婦人科
pp.88-94
発行日 2015年1月10日
Published Date 2015/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208188
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●IVB期体がんであっても,類内膜腺癌G1/G2など,予後が比較的良好な症例が存在する.
●全身状態良好な症例では,遠隔転移の有無にかかわらず,腹腔内腫瘍減量術を考慮すべきである.
●初回に腫瘍減量術が不可能な症例であっても,術前化学療法が有効であれば,予後改善の可能性がある.
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