特集 Challenging complicationsと分娩のタイミング
心疾患
佐々木 記久子
1
,
千葉 喜英
1
Kikuko Sasaki
1
,
Yoshihide Chiba
1
1国立循環器病センター周産期治療科
pp.849-854
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208066
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心疾患合併妊娠の管理法は,下記の3つの理由により大きく変化している。まず第1は,心疾患自体に対する医療の変化と,それによる,対象となる心疾患の変化である。第2は,胎児管理法および未熟児医療の向上,第3は,患者をとりまく社会環境および意識の変化である。本稿では,国立循環器病センター周産期治療科で1982年から1988年の7年間に取り扱った304例の心疾患合併妊娠・分娩の結果に基づいて,心疾患合併妊娠の現状とその許容限界を検討したい。
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