先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
胎児心拍数曲線の考え方—発現機構とその調節
胎児血流と心拍数相関
神崎 徹
1
,
千葉 喜英
1
Toru Kanzaki
1
,
Yoshihide Chiba
1
1国立循環器病センター周産期治療科
pp.601-603
発行日 1986年8月10日
Published Date 1986/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207436
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心臓のポンプとしての機能は1回拍出量で表わされ,その特性は,1)前負荷,2)心拡張性,3)心収縮性,4)後負荷の4つの因子により決定される。組織酸素需要に対する供給源としての心臓の仕事量は心拍出量で表わされ,これは1回拍出量と心拍数の積から求められる。したがって,心拍数の変化にともなう心拍出量の変化を理解するためには,心拍数と1回拍出量を決定する4つの因子の関係を明らかにしておく必要がある。
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