臨床研修セミナー 子宮体癌
化学療法・内分泌療法
岡田 弘二
1
,
中田 好則
1
Hiroji Okada
1
,
Yoshinori Nakata
1
1京都府立医科大学産婦人科学教室
pp.386-391
発行日 1989年4月10日
Published Date 1989/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207987
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子宮体癌の薬物療法は,手術療法や放射線療法が不可能な進行・再発癌がその対象となる。また最近では補助化学療法として,再発の可能性の高い予後不良群において手術または放射線療法との併用として予防的に行われる場合もある。内膜癌はエストロゲン依存性癌としてホルモン療法が有効なことが知られ,副作用が少ない点からもひろく使用されてきた。また,最近になり化学療法剤にもかなり有効なものが出現し,積極的な治療が行われ,さらに化学療法剤とホルモン剤の併用にも興味がもたれている。そこでホルモン療法および化学療法の適応とこれまでの治療成績について述べる。
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