臨床研修セミナー 子宮体癌
手術療法
平林 光司
1,2
Koji Hirabayashi
1,2
1東京女子医科大学産婦人科学教室
2国立福山病院産婦人科
pp.382-385
発行日 1989年4月10日
Published Date 1989/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207986
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子宮体癌の治療法として,手術的摘出が最もすぐれていることは広く認められている。しかし,その手術術式の適応や摘出の範囲などは子宮頸癌ほど明確ではない。それは術前に癌のひろがりを推測することがより困難なこと,進展経路が多岐,術式選択に組織学的分化度を加味せねばならぬこと,そして種々の合併症のためにより広汎な切除が制限されるなどの理由による。まず,術式選択に関与する諸因子,それに基づいた手術術式,リンパ節郭清,治療成績について述べる。
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