生涯研修セミナー PCO
治療法
中村 幸雄
1
,
吉田 圭子
1
,
生方 良延
1
,
山田 春彦
1
,
南野 智徳
1
Yukio Nakamura
1
1杏林大学医学部産婦人科教室
pp.851-855
発行日 1988年9月10日
Published Date 1988/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207866
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PCOの治療法としてclomiphene無効例に対しては従来楔状切除が行われてきたが,現在われわれはhMGの律動的皮下投与法を行っている。bromocriptine療法も最近注目されているが周期別排卵率は必ずしも良くない。LHRHの律動的投与法も当初有効との報告もみられたが,われわれは10例に試みて1例も排卵をみていない。最近話題のpure FSHも試みているが,OHSSの発生が必ずしも低くなく,さらに検討を要すると思われる。以下われわれの経験を中心にPCOの治療について述べてみたい。
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