生涯研修セミナー PCO
形態学
椎名 一雄
1
,
渡辺 肇
1
,
小島 栄吉
1
,
大村 剛
1
,
平川 舜
1
Kazuo Shiina
1
1東邦大学医学部第1産科婦人科学教室
pp.840-845
発行日 1988年9月10日
Published Date 1988/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207864
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進行性病変であるPCOは,その診断基準のうち,卵巣の腫大,特徴的多嚢胞像は超音波検査により,さらに内視鏡検査の施行で,卵巣の表面性状の観察所見から白膜の肥厚度をはじめ病態の進行度が的確に診断される。内視鏡下生検組織診は診断を確定する。本項では,PCOの診断に必要な形態学について解説し,鑑別を要するmultifollicular ovaryについても触れる。
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