Japanese
English
特集 第6回脳のシンポジウム
主題—脳研究のあり方(パネル討論)
形態学方面
Methods of Brain Research: Morphological Aspects
岡本 道雄
1
Michio Okamoto
1
1京都大学医学部解剖学教室
1Dept. of Anatomy, Faculty of Medicine, Kyoto University
pp.387-399
発行日 1971年7月15日
Published Date 1971/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903251
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私は神経解剖学研究のあり方というものをお話しするわけですけれども,私自身脊髄の一部の神経路の研究や,組織培養をやつてまいつただけでありまして,神経解剖の一般のあり方というようなものに対して特別な見識を持つておるわけではありません。ただ今日まで教室でやつてまいりました仕事の背景というか,常々考えておりましたようなことを一,二申し上げまして,責めをふさぎたいと思います。
形態学には,その中に電顕というものが入つてまいりまして,形態学全体として大きく変わり,形態と機能との関係,化学との関係等いろいろ新しい問題があると思いますけれども,脳の形態学というものに限つて,次の二つのことだけを申しのべておきたいと思います。
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