原著
破水の確定診断法について
藤本 征一郎
1
,
田中 俊誠
1
,
菅原 卓
1
,
岡田 雄一
1
,
和気 徳夫
1
,
花谷 馨
1
,
藤田 博正
1
,
高岡 波留人
1
,
酒井 慶一郎
1
,
林 宏
1
,
一戸 喜兵衛
1
Seiichiro Fujimoto
1
1北海道大学医学部産婦人科学教室
pp.271-275
発行日 1985年4月10日
Published Date 1985/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207162
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妊娠中期における破水の確定診断,ことに高位破水,仮羊水破水の診断は困難なことが多い。
われわれは,PSP色素を直接羊膜腔内に注入することにより破水の確定診断法を確立し臨床的有用性を確認しえた。すなわち,妊娠14週から33週において,従来の方法では診断に困難を感じて13症例を対象に本法を採用し,迅速な破水診断のもとに,適切な流・早産管理をなしえたものと確信できたので報告する。
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