Modern Therapy 不妊治療
卵管不妊のマイクロサージェリー
印牧 義孝
1
Yoshitaka Kanemaki
1
1カーネギー医院
pp.215-218
発行日 1980年3月10日
Published Date 1980/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206213
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1979年10月,東京における第9回FIGO大会は盛会に終わったが,とくにDr.Steptoeの講演は常に超満員であったことは,いかにこの方面の研究が注目されているかの証しであろう。FIGOにひきつづいて11月5日より9日まで,ラスベガスで第4回国際Laparoscopyの学会が開かれ,うち2日間は卵に関して,あとの2日はmicrosurgeryに関するもので,約1,000人を収容する会場は連日ほぼ満員で,これまた実に盛大であった。私もMicrosurgeryの部のシンポジウムにこれまでの成績を発表してきたが,その時の熱心な質疑応答,追加討論から,今や全世界で体外受精とMicrosur—geryに大きな関心が向けられていることを実感し,今後この分野における急速な進歩が予測される。
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