綜説 塗抹細胞診の再検討
子宮頸癌早期診断法としての塗抹細胞診と生体腟顕微鏡診との比較
木下 博
1
Hiroshi Kinshita
1
1大阪市立大学医学部産婦人科学教室
pp.100-103
発行日 1965年2月10日
Published Date 1965/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203210
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はじめに
女性性器の悪性腫瘍のなかでも子宮頸癌は罹患率および死亡率においては,その首位を占めており,子宮頸癌に関する診断方法ならびに治療方法にも幾多の研究がなされている。
現在のところ,子宮頸癌がもし上皮内癌ないしは初期癌の段階で発見されたならば,その治療は容易であり,治療成績が向上することは当然のことである。
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