原著
子宮癌リンパ節塗抹細胞診
原田 肇
1
,
和田 一男
1
,
村山 行信
1
1慶応義塾大学医学部産婦人科教室
pp.409-411
発行日 1954年7月10日
Published Date 1954/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201057
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子宮癌診断として,Papanicolou, Trautの塗抹細胞診発表以来,多数の追試者あり,当教室でも検査法が確立した。著者等は之をリンパ節に応用し,不確実な肉眼的所見,繁雑な組織診に比し有利と思われるので,手術剔除標本に就て,組織診と対照し乍ら,各種染色液を利用,予期以上に有意な事を認めた。尚リンパ節細胞診に関しては,Hauptmann,岩森,武田,三浦等の業績があるが,婦人性器リンパ節では殆んど見当らない。
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